続 かぶと虫・絵日記コーナー
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9月3日 ヤッ〜ター・ヤッター!!!

 
ケース6 幼虫 5 今回最初にカブトムシを飼い始めたのは、例の超特大の飼育箱でしたが、途中からペアリングの為、一部のものを別のケースで飼育していました。

その甲斐あってか、別のケースで(今のところ数は少ないですが)幼虫を発見出来たのは、以前の報告のとおりです。

しかし大きな飼育箱は、少しでも自然に近い環境で飼育が出来れば、と言うのが主旨でしたので、本当はそこで産卵を確認したかったのです。

ですがあの大きさですから、あたりを少し掘ったくらいでは何も見つからず、もう半ば諦めていました。

ところが今朝のことです。別ケースで発見した時と同様に、入れてあった丸木棒(左端のたての木)の下を覗いた時に、とうとう幼虫を見つけたのです。
それも丸々太った(長さ35mm、幅6mmくらい)、もう二令になった幼虫を二匹も発見しました。
瞬間心の中でヤッターと叫び、「何も心配すること無かったんだ。」と思ってしまいました。

きっと大きさから言って、産卵はこの飼育箱の中が一番早かったんでしょう。
卵や、孵化時の写真等は収められませんでしたが、もう最高の満足でした。









9月4日 あっっ!! また、いた!!

 
ケース7 今日また大飼育箱の別の木の下で、もう一匹の二令幼虫を発見しました。
この様子だと他にも、まだたくさんいるかも知れません。

普通は少なくとも、20〜30くらいは卵を産みますので、期待は出来ると思います。
ただ今回の別ケースでの状況をみても、数が少なかったり孵らなかったりすることもあるので、まだ楽観は出来ません。

しかし幼虫達は、どうも土の上に置かれた木の下に近づいて来る習性が有るようなので、木をたくさん入れておきました。(なんせ広さはたっぷり有りますから)
こうすればわざわざ土を掘り返さなくとも、幼虫の数の確認やこれからの観察が出来るかもしれません。









9月5日 3種類のケース。

 
ケース9 ケース8 結果的に現在、幼虫は大きな飼育箱で三匹、別ケース(大)で一匹、そして別ケース(中)で一匹と、三種類の場所で確認できています。
右がその三個所の絵です。

幼虫達は小さな場所で数が多いと、仲間同士で傷つけ合うので、特に別ケースの中は一度調べなくてはいけません。(期待半分の心配かな?:笑い)

環境にもよるでしょうが1週間〜10日位で二令幼虫になるといわれており、そうなれば探すのにも楽ですので、もう少し待って確認をしてみたいと思います。

とにかくたくさんいてほしいのですが、今のところあまり自信は持てません。









9月12日 プラスチック・ケース探検

 
ケース10 幼虫7 ついに今日プラスチック・ケースの中の幼虫を確認し、土や餌を入れ替えて適当な数毎に振り分けることにしました。

◎まず今年一番最初にカブトムシの卵を確認したケースを開けてみました。
これは、卵を発見して20個ほど別の小ケースに入れ、観察しようとしていた所、10日以上過ぎてからしなびたようになってしまった為、あわてて元に戻しておいたあのケースです。

もう諦めていたケースなので、その後大した世話もせず今日を迎えていたのですが、開けてびっくり!!
なんと中くらいの幼虫が、いるわいるわ。数えたところ全部で16匹の2令幼虫が見つかりました。

あの時の20個の卵は、全て地表近くで見つけたものでしたので、まだ地中に残っていた他の卵が孵ったのでしょうか。
それともあの時戻した卵が孵ったのでしょうか、私にはあれが孵ったとは思えないのですが、結局あまりいじり回さないほうが良いのだけは確かなようです。

とにかく予想に反して、こんなにたくさんいたとはすごい!!

ケース11 ◎次に2回目に卵を発見して、一個だけ観察していたケースです。
これも途中で卵を見失ってしまい、掘り起こしても幼虫が発見できなかったものです。

しかしここにも一匹の2令幼虫が、ちゃんといるではありませんか。
あの時発見できなかったのは一令幼虫が小さいのと、私の老眼??が進んだせいでしょうか。(まだそんな年ではないのですが:笑)
続いて、その卵を発見した元のプラスチック・ケース(中)を開けたところ、ここでも2匹の幼虫を発見しました。


◎最後に、幼虫一匹を確認していた、一番期待していたプラスチックケース(大)です。
ここでは期待した程ではないのですが、4匹の幼虫を確認することが出来ました。

本当に思いもよらず、たくさんの数の幼虫が見つかり大喜びです。
早速、土を替え餌も新しいクヌギチップをたっぷり入れて、四つのケースに分散して飼育することにしました。









9月20日 次は本命の飼育箱だ!!

 
幼虫8 思い切ってこちらの飼育箱も今日、幼虫確認をすることにしました。
もともと本命はこちらの方なので、なんか作業前からドキドキします。

大きいのでケースを取り出すのも一苦労で、何とか傾けながら前面のドアから引っ張り出します。
こちらは全部ひっくり返すのはちょっと無謀なので、園芸用シャベルで幼虫を傷つけないよう気を付けながら土をそっと掘り出します。

あっ!!でかい!!(長さ7cm、幅13mmくらい)とたんに目に飛び込んできたのが、かなり大きな3令幼虫でした。
手のひらに載せると顎で引っかくような感じで、少し痛いぐらいです。

始めから凄いなと思いつつ掘り進むと、わりと大型の幼虫が後から続々と出てきました。
私自身もこんなにたくさんいるとは(内心期待はしていても)、想像もしていませんでした。

幼虫9 当初からこの飼育箱での飼育が主な目的でしたので、この結果は私にとって本当にうれしいものでした。

あまり干渉することも出来ないのも含めて、やはり他より良い環境となっていたのだとすると最高なのですが。

ただ前から気付いているこの飼育箱の欠点が一つ有ります。
それは広すぎる為カブトムシが内部で飛んでしまうので、あたりにぶつかって傷付いてしまうのではないかとの心配が有るのです。

それだけが本当に誤算でした。

幼虫10 結局幼虫は数匹の3令幼虫を含めて、全部で31匹いました。
やはり今回の幼虫も飼育箱と、新たに二つのプラスチックケース(大)に分けて、飼育することになりました。

しかしこうなってくると餌代も大変になってきます。
なんせ一匹の幼虫で、成虫までに約2〜3リットルほどのクヌギチップを食べますので、早速餌の買いだめに走るはめになりました。

しかし全部順調に成長して来年には、大きなカブトムシになってもらいたいものです。
来年の夏が本当に楽しみになってきました。









9月23日 もう秋ですね。

 
風景1




暑さ寒さも彼岸までとありますが、だいぶ暑さもおさまって、もう本当に
秋らしくなってきました。
幼虫12
カブトムシも全ていなくなり、残った幼虫達も今のところスクスクと育っているようです。

幼虫は3令になるとそのまま冬を越して、来年の夏には蛹、成虫となるのを待つのみとなります。
そのため暫くは変化も少なくなってしまいますので、幼虫達の成長は新たに”幼虫物語”というコーナーを作って、別途ご報告したいと思います。

というわけで、新かぶと虫・絵日記もひとまずこれで終了します。
長い間有り難うございました。また別コーナーや新企画をつくりますので今後ともどうぞ宜しく。











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