飼育箱・製作記コーナー


これからいろいろな生き物を飼うための、飼育箱を製作してみました。特に最初はターゲットをかぶと虫において作ってみますが、かぶと虫は大きいので他の小さな虫たちにも使えると思います。

かぶと虫飼育用の市販のケースは、大・小いくつか持っているのですが、虫たちが出来るだけ自由に動けるようにと、飼育箱としては大き目のものしました。

また、通常木に上って樹液を吸うのに近いような構造にと、いろいろ苦労してしまいました。かぶと虫を飼うのもたいへんです。結果出来上がったのが次のようなものです。

遊びに来た義理の兄弟たちはそれを見て、よくやったねとか、うちの子どもにも作ってよとか言っていましたが、どうもかなりあきれていたようでした。
皆さんが作る時には参考にして下さい。(?つくらないか!!)






1.骨組みの作成

骨組みを作るのも結構大変なので、何か既製のもので代用出来ないかと考えたのがファンシーケースです。近くの家具屋で店じまいが有り、ちょうど安く買うことができました。
置き場所は自宅2階のベランダに、灯油ポリタンクの収納箱があるんですが、その上と決めました。ファンシーケースのカバーを全てはずすと右図のような形ですが、とにかく背が高すぎてベランダの物干しにかかります。そこで全ての縦棒の中央を切断して、1まわり太いパイプを金物屋で購入し、それでつなぎあわせて高さ約1mほどにしました。
既製のものを流用したつもりでも結構手間がかかってしまいました。





2.木枠を作る

まず材料として都内のデパートで、安い合板を適当に数枚買って来ました。それから私の場合は、あまり道具の持ち合わせが無かったので、木工用のジグソーや糸鋸、ヤスリ等も購入しました。
次に右図のように、天井板、背面板、正面板をコの字のように打ち付けます。それを左右対称に二組作成します。それぞれの板の大きさは、骨組みの上部から中へ スッ!! と入るくらいです。正面はあとで扉をつけるのでかなり細く、また裏面も編み張りのスペースをとるため、骨組みの幅の半分以下にしておきます。






3.餌場用の棚を作成する。

かぶと虫は木に上って樹液を吸うので、それに近い雰囲気を出すために、上の方に棚をつけます。棚は左右に一個ずつ付け、餌場を複数にして、たくさんのかぶと虫を飼えるようにします。
ところでかぶと虫の餌ですが、虫ゼリーといって人工の餌を売っています。大・小ありますが、大きい方の容器がスッポリとはいるぐらいの穴を、二つずつ棚板に開けておきます。これがなかなか重労働です。





4.組み立てる。

餌場用の棚を、左右の枠に打ち付けてから、それを骨組みの上の方からはめ込みます。そのあとで側面と床面に補強板を打ち付けます。枠ははめ込んだだけですので、動かないように強い紐で骨組みに固定します。これで組み立ては終了です。